唯川 恵|ため息の時間

読みました。
唯川恵、久しぶり。

20歳くらいのころ、よく読んでました。
いろいろ、勉強になりました。

内容紹介:
愛したことが間違いなんじゃない。ただ少し、愛し方を間違えただけ──。完璧に家事をこなす妻を裏切り、若い女と浮気する木島。妻が化粧をするのを許さなかった原田。婚約寸前の彼女がいるのに社内で二股かけた洪一。仕事のために取引先の年上女性に近づく孝次……。裏切られても、傷つけられても、性懲りもなく惹かれあってしまう、恋をせずにいられない男と女のための恋愛小説9篇。

「BOOK」データベース

こちらは、過去に読んだことがありましたが、
読み返してみました。

短編集でとても読みやすく、空き時間にサクサク読めてしまいました。

小説って、読むのにいろいろ考えて先読みしたり、
感情移入して落ち込んだり、悲しかったり疲れるので、
読み始めるまでに気合いが必要ですよね。

でも、
唯川恵さんは、ホントに読みやすく、分かりやすく、共感できること、
勉強になることがたくさん。
すいすい読めて、時と場所を選びません。

「バス・ストップ」 というタイトルの話。

以前読んだ時に強い衝撃を受けたので、オチを覚えていました。

が、
読み返してもやっぱりショックでした。

ちょこっとネタバレ。

夫の浮気を問いただして小言を言い続けていた妻も、
再三続く夫の裏切りを諦めたかのように、
以前の生活に戻っていた。

かのように思ったが!?
的な話なんですけど。

愛情の無い人に、あれこれやってあげるなんて
どんな理由があろうとも私には無理だなぁと思いました。

こんなことを書かれたって…

子どもに対しては、愛情が伝わらなくても愛し続けられます。

が、夫は無理。
だって、もともと他人の人だよ??

無償の愛なんて、
夫に対しては皆無でしょ。

夫が私に対してだって同じだと思うから、
親しき仲にも礼儀あり
を、心にとめて

少しでも長く同じ時を過ごしたいものです…

ため息の時間【電子書籍】[ 唯川恵 ]
by カエレバ