ある芸能人が、出生前診断(妊娠中に実施される赤ちゃん(胎児)の発育や異常の有無などを調べる検査)を受けなかった。
生まれてきたのはダウン症児だったが、
あのとき、もし出生前診断をしていてダウン症と診断されていたら、産んでも産まなくてもどちらの選択をしても苦しい日々を過ごすことになっただろうと思う
というような話をされていた。
でも、実際
出生前診断をして、ダウン症の診断を受けた人はいる。
そして、妊娠を継続するかそうでないか どちらかの選択を誰かがしなければならなかった。
そういう人たちの中には、
出産前にダウン症と分かったなら出産する選択肢は無いと即決した人もいるだろうし、どちらにせよ出産する事は決めていたが出産前にダウン症である可能性を知れて良かったと特に大きな問題にならなかった人もいるだろう。
しかし、
どちらかの選択をした後、苦しい日々を過ごすことになった人が少なからずいるに違いない。
ダウン症でないというお墨付きをもらいたくて軽い気持ちで受けた結果が、ダウン症との診断で両家の親も巻き込んで選択を悩んだという話も聞く。
また、別の人の話。
不妊治療中に乳がんが発覚した芸能人が、乳がんの治療を一時中断した。
その時、
乳がん治療を中断し、「(出産は)大いに命をかける甲斐があるので、挑戦してみようと思っています」
と言った。
美談のように聞こえるけれど、
その方にもまた同じ事が言える。
がん治療を優先させ、不妊治療を中断した人はいるだろう。
そういった逆の選択をした人、その周囲の人や、その選択が妥当であったと思う人がどう感じるのか。
芸能人という影響力の大きい仕事をしている人にこそ、そういった、もし…に当たる人たちがどう感じるかを考えながら発言してほしいものです。
↑バラバラだった入浴剤ケースを新調しました。
おそらく、私しか気にしてないけど、スッキリして自己満足♪